風に強く、雨だまりが出来にくい独自構造
広々スペースで開放感あふれるスクエアタープ
青空タープの開発秘話
長年たくさんの子どもたちをキャンプに連れていく中で感じたのが、どうしても子どもたちはいろいろな角度から出入りするため、すぐにタープやテントの張り綱に足を引っ掛けてしまうということ。さらにそのせいで導線が決まってしまうと奥の物が取り出しにくかったり、結果的に人の出入りが制限されてしまうことがありました。せっかくの広くて気持ちの良い自然の中で窮屈な思いをすることが多く、全然自由に遊べない。いっそタープを張らないほうが快適だったりすることもありました。
またこれまで大小様々なタイプのタープを使ってきて、顔の表情がタープの色を反映してしまうのがフォトグラファーとして不満でした。そもそも暑い日差しや時には雨、風などから身を守ってくれるのがタープの重要な役割ですが、結局その2つの理由でいちばん大切な自然を楽しんだり感じたりすることができなくなっているような気がしていたのです。
どこからでも出入りできて、開放感があって、柔らかい色合いのおかげで青い空や新緑の緑、夕陽の色などを感じることができるタープ。それを意識して作ったのが青空タープです。
だから張り綱は極力少なく。従来のタープはセンターの梁の部分を中心に力が分散する仕組みのものが多いですが、この青空タープは対角線で張りを出しています。さらに四辺は直線ではなくアーチ状にカットされ、バタつきを抑えるだけではなく四隅にしっかりテンションが掛かる仕組みになっています。またその対角線に沿って、別にナイロンテープを張ることでテープ全体の強度を増し、風によるバタつきもそのナイロンテープでタープ自体が下げ止まるので、強風時にタープに頭を押されるなどということがありません。
ポールをセンターに配置したのも強度を増すためという意味合いももちろんですが、せっかくみんなで集まっているのだから、丸くなってみんなの顔が見たいという願いからのデザインです。奥の人の顔が見られないのではつまらないですものね。
張り綱を少なくした分、青空タープを中心にテントを配置することも容易です。
またタープは最後の砦でもあります。セットのポールの高さは四隅で180センチ。これだけあればステーションワゴンやコンパクトカーなら中に入ってしまいます。また標準的なミニバンであればリアゲートをあげてタープに寄せることもできます。これも張り綱を少なくし、どこからでも入れるようにした理由のひとつになっています。これならば雨の日の撤収でも最後まで濡れずに作業でき、よくありがちなタープの収納袋がないということも、Aozoraタープではセンターのポールに小さくして下げられるのでスマートな撤収に集中することができます。
自由に出入りできるというのはいろいろな使い方ができるということでもあると思います。ぜひみなさんに自分たち流のスタイルで自然を楽しんでもらえたらと思います。
最後に。柔らかいクリーム色に近い白地のタープなので、タープの中でも外からタープ全体を入れてでも、きっと自然を楽しんでいるみなさんのすてきな表情を写真に収めることができると思いますよ。
- 素材
- 〇本体
ポリエステルリップストップ75D
(シリコン&PUコーティング)
〇テープ類
ポリプロピレン及びナイロン - 耐水圧
- 1,500mm
- サイズ
- 〇収納サイズ
(約)500×150×150(高)mm
〇組立サイズ
(約)4,900×4,900×1,000(高)mm
〇重量
(約)3.05kg - 付属品
- テープ類(2種)、収納ケース、張り綱(6.2m×2本、3m×6本)
- 原産国
- ベトナム
- その他
- ※ポール・ペグは別売です。
- COLLABORATOR
- 山田 真人
1973年東京生まれ。今は無き某アウトドア雑誌の編集者からフォトグラファーへ転身。地域の子ども向けキャンプを運営しながら、シーカヤックやトレッキングなどのアウトドアアクティビティ全般からクルマ、クルーザーなど国内外にて幅広いジャンルを撮影する。極度の人見知りなので、ひと気のない場所を転々と旅しながらひっそりと小さなたき火を起こしてキャンプを楽しむ。
取扱説明書訂正のお知らせ
平素よりテンマクデザイン製品をご愛用いただき誠に有難うございます。
商品取扱説明書において、記載に誤りがありました。
深くお詫び申し上げますとともに、以下の通り訂正させていただきます。
- 誤)ペグ×7
- 正)ペグは付属しません。